忙しい方のための要約
SofaScore 7.8 / FotMob 7.4
これは決して低い数字ではないが、「必ず決まる」と断言できるほど高くもない。それを一度のチャンスでものにした古川の決定力は、単純な確率論を超えた精度を示している。パス精度は試行9本に対して成功8本、成功率88.9%と高い水準をキープ。
2.ブンデスリーガのSVダルムシュタット98戦で、古川陽介が途中出場の28分間に1ゴールを記録した。SofaScoreは7.8、FotMobは7.4という評価。過去平均7.6と比較してもほぼ同水準、あるいは若干上回るパフォーマンスを今節も維持した形だ。
スタッツの中で最も目立つのは、やはりゴールという結果だ。xGは0.242。これは決して低い数字ではないが、「必ず決まる」と断言できるほど高くもない。xG0.24のシュートは平均的には4回に1回しか入らない。それを一度のチャンスでものにした古川の決定力は、単純な確率論を超えた精度を示している。
パス精度は試行9本に対して成功8本、成功率88.9%と高い水準をキープ。クロス試行3本に対して成功1本という数字も、28分の出場時間としては積極的な供給量だ。xA(期待アシスト)は0.101で、ゴール以外の攻撃参加においても得点につながる位置での関与があったことを示している。
デュエルは3勝3敗で勝率50%。2.ブンデスリーガにおける平均的な数値に近く、際立って強いわけでも弱いわけでもない。ただし、この勝率を担保しながら1ゴールを記録した事実は、デュエルでのコンタクトをうまくこなしながらも攻撃の核心部分に関与し続けた証拠と読める。
タックル1回・インターセプトのスタッツは記録がないが、28分という出場時間を考えれば守備貢献の絶対量が限られるのは当然だ。ファウルもなく、イエローカードもない。クリーンに試合をこなしながらゴールという最大の貢献を果たした点は高く評価できる。
古川陽介は今シーズン、途中出場から存在感を発揮するケースが続いている。スタメン固定されていないことへのフラストレーションを外に出すのではなく、与えられた時間に最大の成果を出す姿勢が今節の採点に現れている。7.8という数字は、短時間でもメッセージを残せる選手だということをデータが裏付けている。
SVダルムシュタット98は2.ブンデスリーガでの残留争い・昇格争いの最中にあり、シーズン終盤での各得点の価値は非常に高い。古川が放った1点が試合結果にどう影響したかは別として、個人のパフォーマンスとして今節の7.8という採点は素直に受け取っていい内容だった。シーズン終盤の起用機会が増えれば、古川の存在感はさらに高まるはずだ。