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忙しい方のための要約
SofaScore 6.0 / Gazzetta dello Sport 5.5 / FotMob 6.6
Gazzetta dello Sport (5.5点)イタリアのスポーツ紙であるGazzetta dello Sportが最も厳しい評価を下した。この試合での三笘はゴールもアシストもなく、キーパスも1本に留まったため、攻撃への貢献不足を厳しく採点したと推察する。SofaScore (6.0点)データに基づいた客観的な評価が特徴のSofaScoreは、6.0点という評価。
2026年5月2日に行われたプレミアリーグ第35節、ニューカッスル・ユナイテッド対ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン戦は3-1でニューカッスルが勝利した。
この試合でフル出場を果たした三笘薫への海外メディアの採点は、全体的に厳しいものとなった。
SofaScoreが6.0、Gazzetta dello Sportが5.5、FotMobが6.6と、各社間で評価のばらつきは見られるものの、過去の平均採点7.06を大きく下回る結果だ。
メディア採点に見る評価の背景
各メディアの採点には、それぞれの評価基準が色濃く反映されていると筆者は見る。
特に今回は、三笘のパフォーマンスに対する見方に大きな隔たりがあった。
- Gazzetta dello Sport (5.5点)
イタリアのスポーツ紙であるGazzetta dello Sportが最も厳しい評価を下した。
攻撃的な選手に対するイタリアメディアの評価は、ゴールやアシストといった結果に直結するプレーを重視する傾向が強い。
この試合での三笘はゴールもアシストもなく、キーパスも1本に留まったため、攻撃への貢献不足を厳しく採点したと推察する。 - SofaScore (6.0点)
データに基づいた客観的な評価が特徴のSofaScoreは、6.0点という評価。
パス成功率91.9%と高い数字を残した一方で、デュエル勝率が37.5%と低く、ポゼッション喪失も12回と多かった点が響いたと見られる。
xG: 0.1235、xA: 0.0615981と、決定機創出に関わる数値が伸び悩んだことも減点材料になったはずだ。 - FotMob (6.6点)
最も高い評価をつけたFotMobだが、それでも6.6点止まり。
90分フル出場で一定のパス成功率を記録したことを評価しつつも、チームの敗戦と攻撃面でのインパクト不足は考慮せざるを得なかったのだろう。
SofaScoreのような詳細なネガティブスタッツを採点に反映させる度合いが、やや低い傾向にあるのかもしれない。
筆者の見解:厳しい評価は妥当か
今回の各メディアの採点差は最大で1.1点。
筆者としては、この試合での三笘のパフォーマンスを鑑みると、SofaScoreの6.0点前後が最も妥当な評価だと考える。
まず、ポジティブな側面としては、
パス成功率91.9%という数字は、直近のパス成功率平均90.8%を上回っており、ボールポゼッション時の安定感は維持されていたと言える。
これは、プレッシャーの中でも冷静にボールを捌く能力を示している。
しかし、攻撃的なウイングの選手として、最も評価されるべきは決定機への関与だ。
キーパスが1本、xG(ゴール期待値)が0.1235、xA(アシスト期待値)が0.0615981という数字は、攻撃の起点として十分な脅威を与えられなかったことを示している。
特に、ニューカッスルは守備が堅く、サイドからの突破が難しい相手だった。
その中で、三笘の持ち味であるドリブルでの打開や、ペナルティエリア内への侵入が限定的だった印象がある。
さらに、デュエル勝率37.5%は直近のデュエル勝率平均57.2%と比較して大幅に低い。
これは、相手との競り合いやボール奪取の局面で苦戦し、ボールを失う場面が多かったことを意味する。
実際に、ポゼッション喪失は12回を数えた。
イエローカードも受けており、プレーの規律面でも課題が残った試合だったと見る。
これらのスタッツを総合的に判断すると、パスの安定感はあったものの、攻撃面での決定的な仕事ができず、守備やボール保持時の競り合いで劣勢に立たされたと言える。
Gazzetta dello Sportの5.5点はやや厳しすぎると感じるが、FotMobの6.6点はやや高すぎる印象だ。
SofaScoreの6.0という採点は、詳細なデータに基づいた客観性があり、筆者の評価に近い。
過去のパフォーマンスとの比較
今回の三笘の採点は、過去の平均採点7.06を大きく下回る。
特にGazzetta dello Sportの採点に注目すると、直近5試合全てで6.5点と安定した評価を得ていたが、今回5.5点と大幅に評価を落としている。
これは、同メディアがこの試合のパフォーマンスを明確に「不調」と判断した表れだ。
直近のスタッツ平均と比較しても、パス成功率は高い水準を維持しているものの、デュエル勝率の低下は顕著であり、これが採点低下の大きな要因となったことは間違いない。
特にプレミアリーグのようなフィジカルコンタクトの多いリーグでは、デュエルでの勝率は選手の評価を大きく左右する重要な指標となる。
戦術的視点からの考察
試合全体がブライトンにとって厳しい展開だったことも、三笘の個人採点に影響したと見られる。
ニューカッスルはホームで強力なプレッシャーをかけてくるチームであり、ブライトンは守備に回る時間も長かった。
このような状況下では、ウイングの選手が攻撃的な仕事をする機会自体が減少する傾向にある。
三笘がボールを持った際も、相手の複数人による囲い込みや、素早い寄せに苦しめられ、得意のドリブル突破が思うように機能しなかった可能性がある。
また、チーム全体として効果的な攻撃の形を構築できなかったため、三笘個人が孤立する場面も散見されたと推測できる。
攻撃的なタレントが揃うブライトンにおいて、三笘がその力を最大限に発揮するためには、チームとしての戦術的なサポートや、ボールを供給する質の向上が不可欠だ。
もちろん、厳しい状況下でも個の力で打開する能力も求められる。
蹴太のひとこと
ニューカッスル戦の三笘は、数字が示す通り、本来の輝きを放てなかった印象だ。
特に、得意のドリブル突破からの決定機創出が少なく、相手DFとのデュエルで苦戦していた点が気になった。
個人的には、パスの安定感はあったものの、アタッカーとしてゴールに直結するプレーが不足しており、イエローカードを受ける場面も見られたため、採点としては6.0点以下でも納得できる。
次戦では、再び積極的に仕掛け、相手守備陣を切り裂くようなプレーを見せてほしい。
特に、サイドでのボールロストを減らしつつ、ペナルティエリア内での関与を増やせるかに注目したい。