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忙しい方のための要約
SofaScore 7.6 / FotMob 6.9
xA0.678が示す「見えにくい貢献」 今試合の鎌田を語る上で最も重要な数字はxA(期待アシスト値)0.678だ。ボールタッチ71回は高い関与度を示し、90分間を通じてゲームの中心にいたことが分かる。FotMobとSofaScoreの評価差をどう読むか SofaScoreが高評価、FotMobが低めの評価をつけた背景には、評価軸の違いがある。
クリスタル・パレスのMF鎌田大地は、プレミアリーグ第36節のエヴァートン戦(2026年5月10日)に90分フル出場し、2-2の引き分けに終わった。SofaScoreとFotMobが採点を公開し、SofaScoreは高評価、FotMobはやや抑えた評価となっている。カンファレンスリーグ準決勝から中2日という過密日程の中でのパフォーマンスとして、いずれの媒体も一定の評価を与えた。
xA0.678が示す「見えにくい貢献」
今試合の鎌田を語る上で最も重要な数字はxA(期待アシスト値)0.678だ。この数値はパスでどれだけゴールに近い機会を生み出したかを示す指標で、0.678はプレミアリーグの水準で見てもトップクラスの値になる。実際のアシスト数はゼロだが、チャンスを作る能力は十分に発揮されていた。
パス試行49本、成功43本(パス成功率87.8%)、キーパス2本、クロス試行3本中2本成功(66.7%)という数字がそれを裏付ける。ボールタッチ71回は高い関与度を示し、90分間を通じてゲームの中心にいたことが分かる。中2日という体力的なハンデを感じさせない運動量と技術の安定感が見られた。
FotMobとSofaScoreの評価差をどう読むか
SofaScoreが高評価、FotMobが低めの評価をつけた背景には、評価軸の違いがある。SofaScoreはパス成功率・キーパス・xAなどの構築面の貢献を重視する傾向があり、今試合の鎌田はその指標で高スコアを記録した。一方FotMobはゴール・アシストという直接的な数字的貢献に重みを置くことが多く、得点に絡まなかった点が評価に影響したと考えられる。
past_avg(過去平均)と比較すると、今回の評価はおおむね並みからやや上の水準。過去5試合では5月1日のゲームで両媒体ともに8点台の高評価があり、その水準には届かなかったが、直近の流れとしてはほぼ平均的なパフォーマンスを維持していると言える。
デュエルとボールロストに残るスコープ
デュエル勝率42.9%(6勝8敗)は及第点だが、空中戦敗北2回やポゼッション喪失13回はやや多い印象だ。エヴァートンのプレス強度が高かったことも影響しているが、後半に試合がオープンになったことで守備の負担も増えた。xG0.041は枠内シュートがなかったことと合わせて、ゴール前での存在感はこの試合では限定的だった。
ボールロスト2回は少なく、安易なミスで機会を潰すシーンは少なかった。FotMobのスタッツが示すとおりイエロー・レッドカードもなく、ゲームを安定してコントロールする姿勢は維持された。
カンファレンスリーグとリーグ戦を並行するストレス
パレスはプレミアリーグの残留争いを抱えながら、ヨーロッパカンファレンスリーグの準決勝も戦っている。鎌田にとってはシーズン終盤の最も重要な局面が重なっており、体力的・精神的な負荷は相当なものがある。それでも90分間走り続け、アシスト相当のプレーを連発できる状態を保っていることは、コンディション管理の成果だろう。残留争いという重要な試合でフル出場を果たした事実は、チームからの信頼の大きさも示している。
蹴太のひとこと
自分としては、xA0.678という数字はこの試合最大のポイントだ。アシストがゼロでも、0.678というxAはゴールに直結するパスを複数回送り込んだ証拠で、決め切れなかったのは受け手の問題だった。カンファレンスリーグ準決勝から中2日でこのパス精度と運動量を維持できるなら、クラブ史上初の決勝に向けても鎌田のコンディションは心配ない。次の2〜3試合でxAがどう推移するか、引き続き注目したい。