忙しい方のための要約
SofaScore 6.9 / FotMob 7.0
今季、フェイエノールトのエースストライカーとして期待される上田選手だが、強豪AZとの一戦でどのような評価を受けたのか。xG(Expected Goals)が0.1227と低く、決定的なシュートチャンスをほとんど作り出せていない事実は、FWとしての評価を大きく左右する。直近の採点推移を見ると、4月25日の試合ではFotMob8.7点、SofaScore8.3点と非常に高い評価を得ていたが、今回はその勢いを維持できなかった。
2026年5月10日に行われたフレンドゥンロテライ・エールディヴィジ第33節、フェイエノールト対AZアルクマール戦は1-1の引き分けに終わった。
日本代表FW上田綺世選手は先発出場し、86分間プレー。
この試合での海外メディアの採点は、SofaScoreが6.9点、FotMobが7.0点と、直近の過去平均採点7.17点を下回る結果となった。
今季、フェイエノールトのエースストライカーとして期待される上田選手だが、強豪AZとの一戦でどのような評価を受けたのか。
筆者自身の視点から、両メディアの採点とその背景にあるスタッツを深掘りする。
海外メディアの採点比較
今回の試合における上田選手の採点は、SofaScoreが6.9点、FotMobが7.0点と、両メディアともに7点台に届かない評価となった。
これは、上田選手の過去平均採点7.17点と比較しても低い数値であり、特に4月後半に見られた高評価(FotMob: 8.7, SofaScore: 8.3)からは一転、厳しい評価が下された形だ。
採点差にみる評価のポイント
- SofaScore: 6.9点
SofaScoreは詳細なスタッツに基づき採点を行う傾向が強い。今回の評価は、上田選手のFWとしての直接的な得点関与が不足していた点を厳しく見たものと推察する。
決定機1回、シュート(枠外)1回に留まり、xG(Expected Goals)はわずか0.1227という数値は、FWとしては物足りない。 - FotMob: 7.0点
FotMobがSofaScoreより0.1点高く評価した背景には、ゴールやアシストといった結果以外の貢献を一定程度評価したと見る。
上田選手は相手DFから3回のファウルを誘発しており、前線で身体を張ったプレーはチームにとって重要な要素だったと評価された可能性がある。
筆者から見たパフォーマンス分析
両メディアの採点に大きな乖離はないが、筆者としてはSofaScoreの6.9点がより妥当な評価だと考える。
確かに、上田選手は今回の試合でデュエル勝利6回(勝率75%)を記録し、直近平均の54.6%を大きく上回る高いデュエル勝率を見せた。
これは前線での身体を張ったポストプレーやボールキープにおいて、効果的な働きをしていた証拠だ。
また、キーパス2本という数字も、チャンスメイクへの貢献意欲を示している。
しかし、FWとして最も重要な得点という結果に直結するスタッツが不足していたのは否めない。
xG(Expected Goals)が0.1227と低く、決定的なシュートチャンスをほとんど作り出せていない事実は、FWとしての評価を大きく左右する。
直近の採点推移を見ると、4月25日の試合ではFotMob8.7点、SofaScore8.3点と非常に高い評価を得ていたが、今回はその勢いを維持できなかった。
これは、直前の2試合でゴールやアシストがなかったこと、そして今回のAZ戦でも得点に絡めなかったことが直接的に影響していると見る。
パス成功率72.7%は直近平均の74.3%をやや下回っており、ボールタッチ20回、ポゼッション喪失6回という数字も、攻撃のリズムを阻害する場面が少なからずあったことを示唆している。
チーム全体の攻撃が停滞する中で、上田選手自身もボールを失うリスクを負ってプレーしていたとも解釈できるが、結果に結びつかなかった点が評価を下げた要因だろう。
戦術的役割と今後の展望
フェイエノールトの攻撃において、上田選手は前線からのプレッシングや、身体を張ったポストプレーで攻撃の起点となる役割を担っている。
今回のAZ戦でも、デュエル勝率の高さや被ファウル数から、相手DFにとっては厄介な存在だったことは間違いない。
しかし、チームが1-1の引き分けに終わり、FWとしてゴールという最終的な結果を残せなかったことは、彼自身の評価に直結する。
フェイエノールトはエールディヴィジで優勝争いを繰り広げており、FWにはより決定的な仕事が求められる。
今回の試合では、AZアルクマールの堅守に苦しめられた側面も大きいだろう。
相手の守備ブロックを崩しきれず、上田選手に効果的なパスが供給される機会も限定的だった可能性がある。
86分間という長い時間プレーしながらも、得点に絡めなかった点は、戦術的な改善や、上田選手自身のポジショニング、シュートへの意識が問われるところだ。
チームがシーズン終盤を迎え、一つ一つの試合が重要になる中で、上田選手には前線でより明確な違いを生み出すことが期待される。
決定機を確実にものにする精度と、少ないチャンスでもゴールに繋げる嗅覚が、今後の評価を大きく左右するだろう。
蹴太のひとこと
今回のAZ戦、上田選手はデュエルでの強さやキーパスでチャンスを作り出す意欲は見せていた。
個人的に、前線で体を張ってボールを収めたり、相手DFを引きつけたりするプレーはチームにとって不可欠だと感じている。
ただ、FWとしてやはり「ゴール」という結果が欲しいところだ。
次戦では、シュートに至るまでの判断の速さや、ボックス内でのポジショニングに注目したい。
特に、わずかなスペースを見つけ出し、いかに早くシュート体勢に入れるか。
そこに彼の真価が問われるはずだ。
過去シーズン実績
| シーズン | リーグ | チーム | 出場 | G | A | 平均採点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | エールディヴィジ | フェイエノールト | 21 | 7 | 1 | 6.8 |
| 2023 | (no data) | 0 | 0 | 0 | - |
データ: API-Football(2022-2024シーズン)