海外日本人サッカーハブ

JST--:--:-- / EU--:--:--

← 海外日本人ニュース一覧に戻る

国内 フットボールチャンネル / 2026-07-15 01:59:55

だから塩貝健人は炎上した。欧州基準では日本人選手は喋りすぎ? 再考すべきメディア対応の在り方「指導を受けていないのか?」【北中米W杯コラム】

原題: だから塩貝健人は炎上した。欧州基準では日本人選手は喋りすぎ? 再考すべきメディア対応の在り方「指導を受けていないのか?」【北中米W杯コラム】

対象選手: 塩貝 健人

翻訳本文

日本代表FW塩貝健人【写真:Getty Images】 2026 FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)のラウンド32・ブラジル戦の前、日本代表FW塩貝健人の発言が思わぬ炎上を招いた背景には、日本代表のメディア対応とリスクマネジメントの不備があった。セリエAの選手たちの徹底した言葉選びや、イタリア代表を巡る”挑発”騒動と比較しながら、今後の戦いに向けた課題を考える。(文:佐藤徳和)[1/2ページ] つまらなくなったサッカー選手の発言 インテル所属のアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス【写真:Getty Images】 「彼らは戦術的によく組織されたチームだから、難しい試合になるだろう。なぜなら、彼らには非常に高い能力を持った選手たちがいるからだ」 これは、今年5月14日に行われたコッパ・イタリア決勝、SSラツィオ戦の前日に行われた記者会見で、インテルのキャプテン、ラウタロ・マルティネスが発したコメントだ。この前後も、当たり障りない言葉が、延々と続いた。どうだろうか。 率直に言って、面白くないのである。近年、サッカー選手の発言は、驚くほど紋切り型になり、とてもつまらないものとなってしまった。 これが仮に、2025/26シーズンのセリエAで最下位に終わることとなったピサSCとの一戦を前にしたコメントだったとしても、内容はほとんど変わらないだろう。 おそらくは「彼らは最下位に甘んじているが、非常に高い能力を持った選手たちがいる。全く油断はできない」といった具合になるはずだ。相手や状況を少し変えるだけで何度でも使い回せるような定型句ばかりが並ぶ。 記者は少しでも興味深い発言を引き出そうと質問を重ねる。しかし、試合前の選手の口から記事になるような言葉を引き出すのは、年々難しくなっている。 SNSの普及によって発言が瞬く間に拡散される時代となり、選手たちは失言をしないよう慎重になっている。仮に一言でも不用意な発言をすれば、すぐに炎上しかねないからだ。 一方、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド1回戦、ブラジル戦を前にした日本代表FW塩貝健人の発言は、メディアにとって“格好の餌食”となってしまった。 物議を醸した塩貝健人の発言 日本代表としてプレーする塩貝健人【写真:田中伸弥】 問題となった塩貝の発言は、以下のとおりだ。 囲み取材で、インタビュアーは(映像を基に、できる限り実際の発言どおりに再現した)、「ブラジル戦に向けて、塩貝選手は(昨年の)親善試合にはいなかったですが、改めて決勝トーナメントというところで、対戦する高ぶりのようなものはありますか?」と質問した。 これに対し、塩貝は「高ぶりは普通だと思う。相手も。行けると思う」と返答。さらにインタビュアーが「印象みたいなものはどうですか?」と問い掛けると、以下のように述べた。 「まあ、昔は本当に強かったというイメージです。いい選手は揃っていると思うし、難しいゲーム展開になることも予測できるし、でも今の僕たちだったら本当に圧倒できるという力もあると思うんで。 どういう展開になるとはわかんないですけど、もし厳しい状況になった時は、僕も含めて今日もサブメンバーはいいトレーニングができていたし、もう本当に準備ができているんで、本当に試合に飢えていると思うし、僕もゴールに飢えている。 そういう選手がチームの流れを変えて、勝利をブラジル戦だけじゃなくて、この先の決勝トーナメントで負けられない試合があるってそういうところで僕たちが、主役になれる準備ができているんで、そこは試合の状況によって変わってくると思うんですけど、本当にいい準備はできています」 また、練習後のインタビューでは、「昔は強かったけれど、今はどうなんすか? フランスだけ強いというイメージ。あとアルゼンチン。ブラジルは最近あんまり聞かない」と語った。 甘すぎたコメントの扱い方 ブラジル代表のネイマール【写真:Getty Images】 「今まで、日本代表はネイマールにかなり点を決められている」と質問されると「昔のネイマールじゃないですか。今は大丈夫だと思います。(日本の)センターバック陣も良い選手がそろっているんで、大丈夫です」と返答したという。 さらに、別の場面では、「(ブラジルの選手では)ネイマールぐらいしかいないと思うので、ネイマールぐらいしか知らない。あとヴィニシウスもいるのか。まあ、そのヴィニシウスがすごいんじゃないですかね」などとも語っていた。 この一連の発言は、時系列こそ定かではないものの、少なくとも3度にわたって行われたものだった。では、日本代表の広報担当者は、その場に立ち会っていなかったのだろうか。 例えば、私が2019年にイタリアで開催されたU-21欧州選手権(東京五輪欧州予選)でイタリア代表を取材した際には、囲み取材で質問を受ける選手のすぐ横に、常に広報担当者が立ち、どのような質問が投げ掛けられているのか、一語一句に耳を傾けていた。 日本代表はどうだったのか。もし広報担当者がその場にいたのであれば、なぜ一連の発言を問題視せず、最初の段階で注意を促さなかったのか。3度も同じような発言は、一日のうちに発せられている。その点は、大きな疑問として残る。 本人は淡々と受け答えをしており、相手を挑発する意図があったわけではない。しかし、結果として、その発言はブラジルのメディアや国民、さらには選手たちを刺激するものとなってしまった。 このような騒動は、果たしてサッカーの強豪国でも起こるのだろうか。この一件を見て、私は2023/24シーズンにSSラツィオでプレーしていた鎌田大地の発言を思い出した。 「イタリアの選手であれば…」 FIFAワールドカップ2026 focus サッカー日本代表 北中米W杯 塩貝健人 森保一

原文はこちら ↗ / 選手詳細へ

編集部コメント

関連データ

海外サッカーでプレーする日本人選手の所属・成績・採点をまとめて確認できます。

比較データ

比較データは準備中です。

次の試合

試合データなし

関連記事