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国内 フットボールチャンネル / 2026-07-02 00:25:13

現地で見た日本代表。ブラジル戦の真の姿。W杯優勝への形ははっきりしていない。次の4年間で積み上げるべきもの【現役分析官の着眼点】

原題: 現地で見た日本代表。ブラジル戦の真の姿。W杯優勝への形ははっきりしていない。次の4年間で積み上げるべきもの【現役分析官の着眼点】

対象選手: 佐野 海舟

翻訳本文

ブラジル代表に敗れた日本代表【写真:Getty Images】 日本代表は、優勝5回を誇るブラジル代表を相手にあと一歩まで迫った。前半は5-4-1のローブロックで相手の攻撃を受け止め、佐野海舟のゴールで先制。しかし後半、カルロ・アンチェロッティ監督の修正によって流れは一変し、終了間際の逆転弾で夢は潰えた。日本は何を出し尽くし、何が足りなかったのか。現地ヒューストンで見た光景と試合映像の分析から、ブラジル戦の意味と次回大会へ向けた課題を考える。(文:宮下白斗)[1/2ページ] W杯全試合をライブ観戦できるのはここだけ! 今だけお得なキャンペーン実施中のDAZNで視聴する[PR] ヒューストンで見た「あと一歩」 ブラジル相手に先制点を奪うも…【写真:Getty Images】 北中米W杯ラウンド32、相手は優勝5回を誇るブラジル。 この試合を筆者は現地アメリカ・ヒューストンのヒューストンスタジアムで観戦していた。 イギリス・ウェールズにあるサウスウェールズ大学にてフットボールコーチングを専攻し、指導者・分析官として世界の舞台を目指す者として、決勝トーナメントで日本代表が戦う姿を自分の目で見たかったのだ。 日本は「あと一歩」であったか。 ブラジル戦を現地ヒューストンスタジアムで観戦したあと、宿泊先のモーテルでこのことについて考えていた。 日本の狙い通りに進んでいた。ハーフタイムまでは。 しかし後半、指揮官カルロ・アンチェロッティの采配により蘇ったブラジルにより、瞬く間に試合の様相を変えられてしまった。 同点とされた後も日本は粘り強く守備をしたが、延長突入かに思えた90+5分、エミリアーノ・マルティネッリが逆転ゴールを沈める。 日本陣地側のメインスタンドから見たマルティネッリの放ったシュートの軌道、歓喜のブラジルサポーター、倒れ込む日本の選手たち。これらの光景を忘れることはこの先ないだろう。 W杯の決勝トーナメントという舞台で、ブラジル相手に日本はどこまで迫ったのか。少し時間をあけて試合を見返し、二つのことがわかった。 ここまでの森保ジャパンの戦い方を前提とすると、ブラジル戦は文字通り全てを出し尽くした戦いであったこと。 そして、次回大会に向けては守備のアプローチを転換する必要があることだ。 まずは今大会、森保監督がとったアプローチを振り返り検証し、その上で次回大会へ向けた日本代表の戦い方を展望したい。 主力起用と5-4-1ローブロック 前半の噛み合わせ 5-4-1のローブロックを組んでブラジルの攻撃を受け止め、カウンターのチャンスをうかがう。日本のゲームプランは大方の予想通りであっただろう。 前半はそのプランを着実に遂行した。 ブラジルのエース、ヴィニシウスに対しては冨安を中心に常に2人で対応して自由を与えない。 そして中盤のブルーノ・ギマランイスやルーカス・パケタ、偽9番のように振る舞うマテウス・クーニャに対しても複数人で囲い込んで対応できていた。 29分には佐野海舟のゴールで先制。1点リードを維持してハーフタイムを迎えることができた。 しかし、後半は試合展開が一変する。 後半の噛み合わせ ブラジルを指揮するアンチェロッティはハーフタイムに中盤のパケタを下げて前線にエンドリッキを投入し、前半は内側に絞っていたヴィニシウスを大外に開かせ、冨安ではなく堂安とマッチアップさせた。 ブラジルはタッチライン際に張るヴィニシウスとライアンにボールを回して仕掛けさせることで日本を押し下げ、日本の中盤のラインが下がったことで空いた手前のスペースから積極的にクロスを入れる。 日本は冨安が顔面でシュートをブロックするなど凌いでいたが、65分、アンカーの位置からエリア内に進出したカゼミーロがフリーになりヘディングシュートで追いつかれてしまう。 一度ではなく二度、三度と連続したクロス攻撃に晒されたことで日本は上田を除く全員がペナルティエリア内まで下がらされ、ペナルティエリアの手前で完全にフリーになったCBのガブリエルからピンポイントのクロスを供給されてしまっての失点だった。 まさにブラジルが狙っていた形だ。 その後も5-4-1ブロックで耐える時間が続くが結果的にはブラジルの攻撃を凌ぎ切れず、アディショナルタイム終盤に逆転ゴールを喫し、日本はラウンド32で敗退となった。 全てを出し尽くした戦い ローブロックの時間が長引いてしまう現象はスウェーデン戦でも【写真:Getty Images】 プロの世界は結果が全て。負けた以上、戦い方や選手起用への批判はつきまとう。 しかし、ここまで日本代表がとってきた方針とグループステージでのパフォーマンスを前提とした時、ブラジル戦はこのチームが持っていた全てを出したとも言えるのではないだろうか。 第一に、日本は強豪相手にローブロックで守ることを許容していた。グループ初戦オランダ戦でも自陣に5-4-1ブロックを構えることを選択しているし、4月の親善試合イングランド戦でも同じだ。 守備的な戦いを余儀なくされているのではなく、逆にどの相手に対してもブロックで守れるという自信をチームとして持っていたように見えた。 さらには、システム変更を駆使して攻撃の手を強めた相手に押し込まれ、ローブロックの時間が長引いてしまうグループ第3戦スウェーデン戦のような試合もあった。 相手のゴールキックにはハイプレスをかけるが、流れの中でプレスをかけることは意図的に行わないか、できていないという試合が続いていた。 そのため、ブラジル相手に自陣での守備の時間が大半を占めたこと自体は驚くべきではない。 加えて、相手に押し込まれた状況を打開できないことも今大会を通して見られた現象だ。 オランダ戦、スウェーデン戦の分析記事で言及したように、日本は一度自陣に押し込まれると自分たちで流れを取り返すことができず、耐える一方になってしまうのだ。 つまり、防戦一方となったブラジル戦後半の試合内容の布石はすでに打たれていた。 ブラジル戦の最大出力は… FIFAワールドカップ2026 focus football サッカー日本代表 ブラジル代表 北中米W杯 森保一

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