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忙しい方のための要約
SofaScore 6.8 / FotMob 7.1
田中碧の今季平均採点が7.15であることと比較すると、SofaScoreは平均を下回る評価、FotMobはほぼ平均通りの評価を下したことになる。パス成功率92%とインターセプト2回:中盤の安定性50回のパス試行に対して46回成功という92%のパス成功率は、中盤でのボール保持と展開において非常に高い安定性を示している。キーパス1、決定機1、xG/xA:攻撃面での課題か一方で、キーパスは1本、決定機創出も1回に留まった。
2026年5月2日に行われたプレミアリーグ第35節、リーズ・ユナイテッド対バーンリー戦(スコア: 3-1)において、中盤で先発出場した田中碧のパフォーマンスは、海外メディア間で評価の差を見せる結果となった。
SofaScoreは6.8点、FotMobは7.1点と、0.3点の乖離が生じている。
2つのメディアが示した評価の差
リーズ・ユナイテッドがホームでバーンリーに3-1と快勝を収めたこの試合で、田中碧は72分間プレーした。
各メディアの採点は以下の通りだ。
- SofaScore: 6.8点
- FotMob: 7.1点
一見すると大きな差ではないが、これらの数字が示す評価の背景には、各メディアがパフォーマンスのどの側面を重視しているかの違いが明確に見て取れる。
田中碧の今季平均採点が7.15であることと比較すると、SofaScoreは平均を下回る評価、FotMobはほぼ平均通りの評価を下したことになる。
スタッツが語るパフォーマンス
この採点差の根拠を探るため、具体的なスタッツに目を向けてみよう。
田中碧のこの試合でのデータは、堅実さと攻撃面での控えめさを両立していた。
- パス成功率92%とインターセプト2回:中盤の安定性
50回のパス試行に対して46回成功という92%のパス成功率は、中盤でのボール保持と展開において非常に高い安定性を示している。
直近のパス成功率平均88.1%を大きく上回る数字だ。
さらに、インターセプトを2回記録しており、守備面での貢献も光る。 - デュエル勝率66.7%:中盤での存在感
3回のデュエルで2回勝利し、勝率は66.7%。
直近のデュエル勝率平均50.8%と比較しても、個人のボール奪取能力や球際の強さで相手に優位に立っていたことがわかる。
これは中盤のフィルター役として重要な役割を果たした証左だ。 - キーパス1、決定機1、xG/xA:攻撃面での課題か
一方で、キーパスは1本、決定機創出も1回に留まった。
xG(期待ゴール)は0.1113、xA(期待アシスト)は0.0318953と、直接的なゴールへの関与は限定的だったことが示唆される。
シュートも枠外へ1本のみ。 - 出場時間72分:評価に影響する要素
72分での途中交代も、フル出場した場合に比べると評価に影響を与える要素となりうる。
試合終盤までチームを牽引し、より決定的な仕事をする機会が少なかったとも考えられる。
SofaScoreがパス成功率やデュエル勝率の高さに一定の評価を与えつつも、攻撃面でのインパクトの少なさや72分間の出場時間を考慮して6.8点としたのに対し、FotMobは中盤での堅実なボール回しと守備貢献をより高く評価し、7.1点としたと筆者は見る。
過去の採点トレンドとの比較
田中碧の採点を過去のデータと照らし合わせることで、この試合の評価が持つ意味がより明確になる。
- 直近の高評価からの下降傾向
直近5試合の採点推移を見ると、4月14日にはFotMob、SofaScoreともに7.7点と高評価を得ていた。
その後も7点台の採点が多く、今回のFotMob 7.1点、SofaScore 6.8点は、直近の好調な評価からはやや下降している。
特にSofaScoreの6.8点は、直近5試合の中で最低点だ。 - メディア別平均との比較
FotMobの今季平均7.41点、SofaScoreの今季平均7.23点と比較しても、今回の採点はいずれのメディアにおいても田中碧の平均を下回っている。
これは、堅実なプレーはあったものの、普段の田中碧が示すような突出したパフォーマンスではなかったという評価に繋がるだろう。
パス成功率92%、デュエル勝率66.7%と個別のスタッツは高水準だったにもかかわらず、全体的な採点が平均を下回ったのは、試合を決定づけるような場面での関与が不足していたためと推測できる。
筆者が見る、田中碧の役割と評価
リーズ・ユナイテッドが3-1で勝利したこの試合において、田中碧は中盤の底でゲームをコントロールし、守備ブロックの前で相手の攻撃の芽を摘む役割を忠実に果たしたと筆者は見ている。
パス成功率92%という数字は、プレッシャーの高いプレミアリーグにおいて、ボールを失わずに確実に味方に繋ぐ能力の高さを示すものだ。
デュエル勝率66.7%も、中盤でのボール奪取において非常に効果的だったことを物語る。
しかし、FotMobが7.1点と平均に近い評価を下し、SofaScoreが6.8点とやや厳しい評価に留めたのは、やはり攻撃面での最終局面への絡みが少なかった点に集約される。
チームが3ゴールを挙げた中で、田中碧のxGやxAが低かったことは、ゴールに直結するプレーが少なかったという印象を与える。
筆者としては、中盤の安定性をもたらした貢献を鑑みれば、FotMobの7.1点に近い評価が妥当だと考える。
SofaScoreの採点は、勝利した試合における中盤の選手としては、やや厳しすぎる印象を受ける。
蹴太のひとこと
このバーンリー戦の田中碧は、確かに派手なプレーは少なかったかもしれないが、中盤の掃除役として、あるいは攻撃の基点として、チームの勝利に貢献していた。
特に、パス成功率の高さやデュエルでの強さは、試合の流れをリーズに引き寄せる上で欠かせない要素だったと自分は思う。
次戦では、高いパス成功率を維持しつつ、もう一歩踏み込んだ攻撃参加、例えばペナルティエリア付近での決定的なパスやミドルシュートなど、さらに数字に表れる貢献を期待したい。
中盤でのボールタッチからどれだけゴールに迫れるか、その一点に注目して見ていきたい。