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上田綺世、フォレンダム戦で沈黙の90分──デュエル劣勢でボールに絡めず

上田 綺世 (フェイエノールト・ロッテルダム / エールディヴィジ) 💬 0

上田綺世と渡辺剛が先発|フォレンダム対フェイエノールト0-0ショートハイライト|エールディヴィジ第29節 4:02
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忙しい方のための要約

SofaScore 6.5 / FotMob 6.2

中盤から前線への縦パスのルートが限られていたこと、フォレンダムが低いブロックを敷いてバイタルエリアのスペースを消してきたこと、そして上田自身がボールを引き出す動きで相手の守備ラインを動かしきれなかったこと。上田がこの部分のプレーの幅を広げられるかどうかが、今後のゴール数に直結すると考えられる。ボールを収めて味方を活かすプレーがほとんど機能せず、競り合いのたびにボールを失っていた印象がある。

🎯 88.2% パス成功率
💪 37.5% デュエル勝率
👣 33 タッチ
🔑 1 キーパス
2 空中戦勝利
📈 0.1 xG

エールディヴィジ、フェイエノールトはフォレンダムと対戦し0-0のスコアレスドロー。上田綺世は90分間フル出場したものの、シュート枠外1本にとどまり得点の気配を作れなかった。リーグ下位の相手に勝ち点2を落とす痛い結果となった。

33回のボールタッチが物語る孤立

この試合を端的に表す数字がある。上田のボールタッチはわずか33回。90分間フルに出場したセンターフォワードとしては、明らかに少なすぎる。フェイエノールトがボールを保持している時間帯でも、上田のところにボールが届かない場面が目についた。最前線で張っているにもかかわらず、味方からのパスが入ってこない状況は、ストライカーにとって最もフラストレーションの溜まる展開だ。

原因は複合的だろう。中盤から前線への縦パスのルートが限られていたこと、フォレンダムが低いブロックを敷いてバイタルエリアのスペースを消してきたこと、そして上田自身がボールを引き出す動きで相手の守備ラインを動かしきれなかったこと。いずれにせよ、ストライカーがこれだけボールに触れなければ得点は生まれない。中盤の選手との距離感を見直し、チームとの連動性を高めることが急務だと感じる。

フォレンダムのような引いてくる相手に対しては、ライン間で受ける動きや、サイドに流れてボールを引き出す柔軟性も求められる。中央に固定されたままでは、相手のセンターバックにとってマークしやすいターゲットになるだけだ。上田がこの部分のプレーの幅を広げられるかどうかが、今後のゴール数に直結すると考えられる。

デュエル勝率37.5%の深刻さ

上田がこの試合で最も苦しんだのは、相手ディフェンダーとの身体のぶつかり合いだった。デュエル8回中、勝利はわずか3回。勝率37.5%は、格下のフォレンダム相手だということを踏まえると厳しい数字だ。ボールを収めて味方を活かすプレーがほとんど機能せず、競り合いのたびにボールを失っていた印象がある。

空中戦でも勝利2に対して敗北3と負け越している。クロスに対して競り勝てなければ、サイド攻撃の出口がなくなる。フェイエノールトの両サイドがいくらボールを運んでも、中央で収められなければチャンスには結びつかない。フォレンダムのセンターバック陣は決して屈強なタイプが揃っているわけではなく、ここで後手を踏んだのは上田自身のコンディションやポジション取りに問題があったと見るほうが妥当だ。

デュエルで劣勢が続くと、味方も上田にボールを預けることをためらうようになる。パスを出しても収まらないなら、別のルートを探すのは当然の判断だ。その結果としてボールタッチがさらに減るという悪循環に陥っていた可能性がある。球際の強さは才能だけでなくコンディションや気持ちの充実度にも左右されるため、一試合の数字だけで能力を断じるのは早計だが、シーズン終盤のこの時期にこの状態は気がかりだ。

期待ゴール0.115が示す「ゴールから遠い90分」

シュートは枠外に1本打ったのみ。期待ゴール0.115という数値は、ゴールの可能性が極めて低い位置からしかシュートを打てなかったことを意味している。言い換えれば、ペナルティエリア内の危険なゾーンにほとんど侵入できていなかった。

ストライカーにとってシュートの質は本数と同じくらい重要だが、そもそもシュートを打つ状況を作れていない試合では、技術以前の問題がある。裏への抜け出し、ニアポストへの飛び込み、ディフェンスラインの隙間で受ける動き──こうした「ゴール前の仕事」が、この日の上田にはほぼ見られなかった。パス17本は堅実に成功させていたものの、それはゴールから離れた位置でのプレーが主だったことの裏返しでもある。

上田の武器は本来、ゴール前での嗅覚と一瞬のスプリントだ。しかしフォレンダムの守備ブロックに対して、その持ち味を発揮するスペースが見つからなかった。相手が引いて守る展開では、スペースがない中でもポジションをずらしてシュートコースを作る工夫が必要になる。この試合はその課題が如実に表れた内容だった。

格下相手の取りこぼしが持つ意味

フォレンダムはエールディヴィジの下位に沈むチームであり、タイトルを争うフェイエノールトにとっては勝ち点3が求められる相手だ。この試合のドローは、シーズン終盤の順位争いにボディブローのように効いてくる可能性がある。リーグ優勝や、欧州カップ戦出場権の獲得を目指す上で、こうした取りこぼしは致命傷になりかねない。

チームとして攻めあぐねた責任は上田一人に帰すべきではないが、点を取る役割を担うセンターフォワードとして、結果を出せなかった事実は重い。フェイエノールトの攻撃陣には他にもタレントが揃っており、上田がゴールで結果を示せない試合が続けば、スタメンの序列に影響が出る可能性もある。

波のあるシーズン、浮上のきっかけをどこに見出すか

今シーズンの上田は、ゴールを量産する試合と完全に沈黙する試合の振れ幅が大きい。良いときの爆発力は間違いなくエールディヴィジでもトップクラスだが、こうした低調な試合が挟まることで、指揮官の信頼を盤石にするまでには至っていない。安定感の欠如は、日本代表でのポジション争いにも影を落としかねない問題だ。

課題は明確だ。ボールが来ない時間帯にどう動いてチームの攻撃に絡むか、守備の固い相手にどうやってシュートチャンスを生み出すか。90分間で33回しかボールに触れなかった事実を、上田自身がどう受け止めて次の試合に臨むかが問われている。得点力のあるストライカーが「点を取れない試合」でもチームに貢献できるようになったとき、本当の意味でレギュラーの座は揺るがなくなる。守備での貢献やプレスのかけ方など、ゴール以外の部分でも存在感を示す術を身につける必要がある。次節以降の巻き返しに期待したいが、シーズン終盤だけに猶予は多くない。

メディア採点比較

過去シーズン実績

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2024 エールディヴィジ フェイエノールト 21 7 1 6.8
2023 (no data) 0 0 0 -

データ: API-Football(2022-2024シーズン)

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