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忙しい方のための要約
SofaScore 7.6 / FotMob 6.9
特にSofaScoreは7.6と高評価を与えた一方、FotMobは6.9と、及第点ながらもやや抑制的な評価に留まっている。特筆すべきは、キーパス2本に加え、xA(アシスト期待値)が0.678034と高水準だった点だ。被ファウル3回は、相手守備陣に脅威を与え、ボールを保持する技術の高さも評価の対象だろう。
2026年5月10日に行われたプレミアリーグ第36節、クリスタル・パレス対エヴァートン戦は2-2の引き分けに終わった。
この試合で日本代表MF鎌田大地はフル出場。
海外主要メディアの採点はSofaScoreが7.6、FotMobが6.9と、0.7ポイントの差が見られた。
今回の採点を深掘りする。
メディア採点比較と評価の背景
今回の鎌田大地に対する採点は、メディア間で明確な評価の隔たりが生じた。
特にSofaScoreは7.6と高評価を与えた一方、FotMobは6.9と、及第点ながらもやや抑制的な評価に留まっている。
- SofaScoreの評価:7.6
- SofaScoreが高評価を与えたのは、鎌田のゲームメイクとチャンス創出能力を高く評価したためと見られる。
- パス試行49本中43本成功、パス成功率87.8%は、直近スタッツ平均の85.5%を上回る安定感だった。
- 特筆すべきは、キーパス2本に加え、xA(アシスト期待値)が0.678034と高水準だった点だ。
- これは、彼が決定的なチャンスを複数回作り出し、アシストに繋がる可能性のあるパスを供給していたことを如実に示している。
- さらに、ロングボール試行3本すべてを成功させ、クロスも3本中2本成功と、局面を変えるパスの精度も際立った。
- 被ファウル3回は、相手守備陣に脅威を与え、ボールを保持する技術の高さも評価の対象だろう。
- FotMobの評価:6.9
- FotMobの採点が比較的低かったのは、より直接的な結果やフィジカル面での貢献度を重視する傾向があるためと筆者は見る。
- この試合で鎌田はゴールもアシストも記録していない。
- また、デュエル勝利が6回に対し敗北が8回と、デュエル勝率42.9%は直近スタッツ平均の62.7%を大きく下回った。
- ボールロストも13回と、SofaScoreのボールロスト2回(ポゼッション喪失13回)というデータと見比べると、FotMobが「ポゼッション喪失」をより厳しく評価した可能性もある。
- これらの点が、FotMobの採点に影響したと考えるのが自然だ。
筆者としての見解
筆者としては、この試合における鎌田大地のパフォーマンスは、SofaScoreの7.6という採点が妥当だと見る。
xAが0.678034という数値は、アシストが記録されなかったとしても、得点に直結する重要な仕事をした証拠だ。
パス成功率の高さとキーパスの供給は、クリスタル・パレスの攻撃において彼が中心的な役割を担っていたことを物語る。
デュエル勝率が平均を下回った点は改善の余地があるものの、攻撃面での貢献度がそれを十分に補っていたと判断する。
中盤でボールを落ち着かせ、決定的なパスを供給する役割を全うした点は高く評価すべきだ。
過去の採点推移と今回の位置付け
鎌田大地の直近5試合の採点推移を見ると、今回の評価が彼のパフォーマンス傾向の中でどのような位置づけにあるかが見えてくる。
- 直近の採点推移:
- 今回のSofaScore 7.6は、直近5試合のSofaScore採点の中で2番目に高い点数だ(最高は5月1日の8.3)。
- 一方、FotMob 6.9は、直近5試合のFotMob採点の中で3番目に低い点数だった(最低は5月3日の6.0)。
- これは、SofaScoreが今節の鎌田を高く評価したのに対し、FotMobは比較的厳しめだったことを示している。
- メディア別の平均傾向との比較:
- SofaScoreの鎌田に対する平均採点は7.14。今回の7.6はこれを大きく上回る高評価だ。
- FotMobの平均採点は7.18。今回の6.9は平均を下回る結果となった。
- この傾向は、SofaScoreが詳細なスタッツ、特に攻撃の組み立てやチャンスメイクを重視する傾向がある一方で、FotMobはゴールやアシストといった直接的な結果、あるいはデュエル勝利などの身体的な貢献度をより評価する傾向があることを改めて浮き彫りにしている。
- 過去平均採点との比較:
- 鎌田の過去平均採点7.22と比較すると、SofaScoreの7.6は平均を上回る評価。
- FotMobの6.9は平均を下回る評価となった。
- これは、SofaScoreが彼の平均以上のパフォーマンスを認めたのに対し、FotMobは平均を下回る内容だったと判断したことを示唆する。
鎌田大地の役割と今後の展望
クリスタル・パレスの中盤で、鎌田大地はボールを繋ぎ、攻撃のタクトを振る重要な役割を担っている。
今回の試合でも、xAの高さが示すように、決定機創出の中心にいた。
プレミアリーグ終盤戦において、彼のパスセンスとゲームメイクはチームにとって不可欠な要素となっている。
守備面での課題やデュエル勝率の安定化は今後の改善点だが、攻撃面での貢献は疑いようがない。
クリスタル・パレスが上位進出を目指す上で、鎌田のパフォーマンスは引き続き重要な鍵を握るだろう。
蹴太のひとこと
個人的には、鎌田のパス捌きにはやはり目を奪われる。
数字に出にくい部分だが、パスを受ける前の動きや、ボールを持った瞬間の視野の広さは、チームのリズムを作る上で非常に大きい。
今回はデュエル勝率が課題だったが、次戦では相手のプレッシャーに対し、どのように身体を使ってボールをキープし、チャンスに繋げるか。
そのあたりに注目して観戦したい。